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“Icarus”イカロス



                 SHINWA WALK~伝説そぞろ歩き 41~最新


「SHINWA WALK~伝説そぞろ歩き」は、双方の共通点に着目し「ギリシャ神話と日本神話のハイブリッド」という手法で、郷土の神話、伝説、民話の足跡をたどるロマン紀行です。実際に現地に赴き、歩いて史跡を巡り生の情報を収集。現在、熱田法人会広報誌「あつたの杜」の中で連載しています。新しい伝説の世界をお楽しみください。第6回から遊び心をプラスするため、源氏香を採用しました。源氏香は平安時代に貴族の間で流行った高貴な遊びで、5回焚いた香の種類と順番を当てるものです。その種類と順番は全部で52通りあり、5本線で記号化しています。それぞれの記号に源氏物語の巻名がつけられていることから「源氏香」と呼ばれています。

                       ※原稿を読みたい方は、画像をクリックしてください。



SHINWA WALK 41


SHINWA WALK 42 

●ポイント解説●

第41回は一番観音伝説。元来は熱田新田の守護神として祀られた三十三観音の一番札所ですが、交通量が多いことから、交通安全を祈願して建てられた高さ6mのジャンボ観音です。ギリシャ神話は交通・旅行の神のヘルメスを特集。ギリシャの魔よけのお守りをメインビジュアルとし、独自の世界観を表現しています。源氏香は絵合。

●ポイント解説●

第42回は家康幽閉伝説。家康は、幼少期、織田家の人質として幽閉されていました。そんな幽閉に耐えて生き延び、見事天下人となったのです。ギリシャ神話は、地下牢に幽閉されたダナエの話。メインビジュアルは、黄金の雨粒となってダナエと結ばれるゼウス。解放されたダナエの姿をビビッドかつ妖艶に表現しました.源氏香は竹河。



SHINWA WALK 43


SHINWA WALK 44
 

●ポイント解説●

第43回は菖蒲池伝説。かつて熱田神宮の西門の西側には、菖蒲池という池がありました。福重寺から龍珠禅寺にかけてが、菖蒲池があった場所とされていますが、今は民家が建て込んでいてその面影はまったくありません。ギリシャ神話は、水辺つながりでナルキッソスの自己愛の話。メインビジュアルは、菖蒲の花。源氏香は夢浮橋。

●ポイント解説●

第44回は法持寺伝説。明治時代に歌人・若山牧水は熱田を何度も訪れ、法持寺の月笑軒で歌会を開いていました。牧水の死後、歌碑が建てられ、今も宮中学校の校庭に建っています。ギリシャ神話は、歌つながりでミュージックの語源であるミューズの女神たちの話。メインビジュアルは、華やかな歌会始の様子。源氏香は空蝉。



SHINWA WALK 45


SHINWA WALK 46(先行公開) 

●ポイント解説●

第45回はシーボルト伝説。ドイツ人医師・シーボルトが江戸参府の帰りに七里の渡しを訪れていたという話。地元の学者がシーボルトと親交があった縁で来名が実現しました。ギリシャ神話は、ケイロンから薫陶を受けて育ったアスクピレオスの話。メインビジュアルは、地元の学者が七里の渡しでシーボルトを見送っている様子。源氏香は浮舟。

●ポイント解説●

第46回は本遠寺(ほんおんじ)伝説。本遠寺には住み着いたタヌキが、住職の枕を移し返す「本遠寺の枕返し」という言い伝えがあります。枕返しは本当にあったのか。そして、ギリシャ神話は真実が否か。この2つを近松門左衛門の虚実皮膜論にまで言及し紐解いていきます。メインビジュアルは枕返しするタヌキの様子。源氏香は薄雲。




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